経営計画策定にあたり

世界的には、地政学的なリスクがさらに増し、エネルギー等の資源や食糧需給、金融市場の動向はすでに原材料価格等に大きな影響をおよぼしています。さらに気候変動等による自然災害が増加し、農水産物やエネルギー価格は今後一層の上昇が見込まれます。
国内では、継続して少子高齢化・人口減少がさらに顕著となる一方で、外国人居住者は増加傾向が続くものと見込まれます。また、アフターコロナの新生活様式が定着する中で、物価上昇等による生活防衛型の消費動向が続く傍ら、ヘルスケア等への関心は高まり、高付加価値商品と値ごろ感のある商品への消費の二極化がさらに顕著になると考えています。毎日の暮らしに直結する食品、特に長期保存が可能な加工食品へのお客様の期待もさらに増し、当社グループの果たすべき役割も大きくなると考えます。原材料等の調達先の多様化等、安全・安心な製品の安定的な供給を可能にする管理体制を整えるとともに、お客様ニーズに応える魅力ある製品の開発に取り組みます。

 

自然災害やコロナ禍を通じ、おいしく、安全で、保存性が高く、生活に欠かせない当社製品を安定供給することが私たちに課せられた社会的な責務であることを再認識しました。

創業100周年に向けて、以下の3点を目標として、さらなる企業価値の向上を宣言します。

 

中期経営計画『Challenge &Change for 100th! ~もっとおいしく、もっと優しく、もっと便利に、そしてもっと元気に!~』

2024年からの3年間は、創業100周年に向けてさらに取り組みを加速する3年であると考えます。

2024年4月からの中期経営計画では、5つの基本方針に沿って、その実現に向けた様々な取り組みを推進していきます。

 

基本方針:
①製品の安全・安心、そして安定生産・供給を実現する積極的な設備・人財投資の推進
・技術力の蓄積と向上および人財の育成
・資材、製品調達の多様化の推進により強固な生産ネットワークの構築
・安全、安心な製品づくりのための積極的な設備投資の実行


②既存事業の強化
・マーケティングデータの活用などで高付加価値新製品の積極的な投入
・新製品の積極的な投入と製品数の削減による収益力向上と業務の効率化
・新基幹システムの構築を中心とする業務のデジタル化の推進


③新たな事業の柱の育成と開発
・既存事業に続く、当社の強みを活かした新たな事業の構築


④多様な人財が元気に活躍できる職場づくり
・労働環境の多様化(雇用、就業、評価)に沿った新人事制度の導入
・戦略的な人財の開発育成制度の導入(女性の活躍推進を含む)
・働き甲斐を実感することができる職場環境、福利厚生の改善


⑤環境保全や社会貢献活動への積極的な取り組み
・環境問題への積極的な取り組み(エコアクション、サステナビリティ活動の推進など)
・リスクマネジメント、BCP(事業継続計画)への積極的な取り組み
・地域社会に溶け込み、地域社会を元気にする社会貢献活動の推進

 

創業100周年に向けてのビジョン

企業理念を根幹とし、中期経営計画に基づく事業活動とサステナビリティ活動を通して、さらなる企業価値の向上を目指します。

 

はごろもフーズグループのサステナビリティ

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