経営計画策定にあたり

 

国内では人口減少などの社会問題がさらに顕著になり、世界的には海洋・森林資源等の環境問題が深刻化しています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大も影響し、消費者の意識は大きく変化しています。毎日の暮らしに直結する食品、特に長期保存が可能な缶詰や加工食品への消費者の期待は日に日に増し、当社グループの果たすべき役割も大きくなると考えます。一方で、原材料費や物流費などの上昇が懸念され、当社グループを取り巻く環境は今後さらに厳しくなることが予想されます。

 

このような状況の中で、当社は2031年5月に創業100周年をむかえます。日々目まぐるしく変わる環境に柔軟に対応し、次の2つの目標を掲げ、持続可能な社会への貢献と、信頼されるブランド、さらなる企業価値の向上に努めます。

中期経営計画 「Challenge for 100th!“もっと美味しく、もっと便利に、もっと優しく“」

2021年からの3年間は、創業100周年に向けたキックオフの3年であると考えます。

2021年4月からの中期経営計画では、4つの基本方針に沿って、その実現に向けた様々な取り組みを推進していきます。

「もっと美味しく、もっと便利に、もっと優しく」をコンセプトに既存事業の深耕と新事業・製品開発の推進

 

  • 新分野・新素材・新技術を含めた新製品開発の推進
  • シェア№1製品の育成と強化
  • 不採算製品の改良および不採算カテゴリーの改善と整理

 

自信を持ったモノづくりと安定供給を実現するための設備と人財への積極的な投資の推進

 

  • 自信を持った製品づくりのための積極的な人財育成と設備投資
  • 製品の安定供給のための強固なネットワークづくり
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進

 

自信と誇りを持って働ける職場・会社づくりの推進

 

  • 一人ひとりが活き活きと活躍できる人事福利厚生制度の構築
  • 働き方改革の推進
  • 「安全・安心」な職場環境の整備

 

一企業市民として、公正な経営を目指すとともに、社会貢献活動や環境問題への取り組みを強化し、「もっと優しい」会社を目指す

 

  • 持続可能な開発目標(SDGs)への積極的な取り組み
  • リスクマネジメント・BCP(事業継続計画)体制の強化
  • 一企業市民としてのコンプライアンス体制および社会貢献活動の強化と推進
  • 環境問題への積極的な取り組み

 

創業100周年に向けてのビジョン

企業理念を根幹とし、中期経営計画に基づく事業活動とサステナビリティ活動を通して、さらなる企業価値の向上を目指します。